DVDの注意事項
比較的簡単に扱えるビデオテープには、これから長期保存しようとするといろいろな心配事があります。 例えば画質の劣化や、カビによるテープの破損、最終的にはビデオテープの再生装置がなくなってしまうという心配です。
一方で、DVDもいいことばかりではなくて、長期保存するためには注意すべきこともあります。 当店のサービスはそれらの注意点をご理解していただいた上でご利用していただきたく、以下に重要な注意点をあげました。
DVDは強い光や高温には弱い!
DVDは強い光、たとえば直射日光や高温にはあまり強くありません。 直射日光などによりDVDの記録色素が変化して記録内容が読みだせなくなることがあります。 そのため、窓際などの直射日光が当たる場所や、車の中に放置するようなことは絶対に避けなければなりません。
しかし、必要以上に神経質になる必要はありません。 きちんとケースに入れて人が生活できる環境に保管されていれば問題はありません。
DVDはキズ、汚れに弱い
DVDはCDより記録密度が高く、CDよりも取り扱いに注意が必要です。 手のあぶらがついたり、落としてキズや汚れをつけないようにしてください。 もし汚れた場合は柔らかい乾いた布で軽く拭き取るようにしてください。 また、拭き取る場合には必ずディスクの中心から外側に向かって拭くようにしてください。 これは汚れをふき取るときに、万が一キズがついたときのダメージを小さくするためです。
キズなどで録画信号が読み出せなかった場合、DVDにはその欠けた部分を修復する強力な機能があるため、ある程度のものは問題ありません。
DVDプレーヤーで再生が100%保証されていない
DVDの規格上でてきた問題で、作成したDVDは全てのDVDプレーヤーで再生できるとは限りません。 一部のDVDプレーヤーで再生できない場合があるようです。 古いDVDプレ−ヤーに特にその傾向がありますが、2000年以降に購入されたDVDプレーヤーでは、ほとんど問題なく再生できます。
また、ゲーム機のプレイステーションでも再生できますが、2000年より古い製品では再生できない場合があります。 そのため、ゲーム機で再生して見る場合は特に注意が必要です。
技術の進歩が早い
最近は技術の進歩が早く、映像を記録するものがテープからDVDやハードディスクに急速に世代交代しているというのが現状です。
このDVDも次世代の機器が出てくると、また世代交代することになります。(次世代規格として現在普及しつつあるブルーレイの再生機ではDVDの再生ができます。)
かりに今のDVDが再生できなくなる時がきても、DVDはデジタル記録ですから、そのときに使えるデジタル録画機でコピーすれば画質劣化なしに次世代の機器に大事な映像資産を残すことができます。